大分で店舗を経営していて、「温泉街なので人通りはあるのに、うちの店には入ってこない」「大分市内で地元のお客様を増やしたいが、何から手をつければいいかわからない」と感じていませんか。
大分県は、同じ県の中に性格のまったく違う商圏が並んでいる地域です。別府や湯布院には、国内外から温泉を目当てにした旅行者が集まります。一方、大分市の中心部や都町には、仕事帰りの会社員や地元の家族連れが通います。中津や日田のような県北・県西の町は、福岡県との行き来が日常になっています。「大分のお客様」とひとまとめにせず、自分のお店の前を通るのはどんな人かを先に決めることが、大分の店舗集客の出発点です。
株式会社U-ANDは福岡を拠点に、九州各地の実店舗の集客をオンラインで支援しています。本記事では、大分県と別府市・由布市が公表している観光統計をもとに、大分の店舗がInstagram・Googleマップ(MEO)・公式LINEで何をすればよいかを、お店のタイプ別に解説します。
この記事でわかること
- 数字で見る、大分のお客様の顔ぶれ(宿泊客・外国人・日帰り客)
- 別府・湯布院・大分市・中津・日田など地区ごとの客層と打ち手
- 「温泉地の観光客型」「大分市の地元客型」「県境の行き来型」、3つのお店のタイプ別のやること
- 韓国語・繁体字・英語の口コミや表記への向き合い方
- U-ANDのオンラインでの支援の進め方と実績
結論|大分の店舗集客は「旅行者向け」と「地元向け」を分けて設計する
大分の店舗集客で最初に決めるべきことは、お客様の中心が「その日に初めてお店を知る旅行者」なのか、「何度も通ってくれる地元の人」なのかです。この2つでは、お店の見つけ方も、決め手になる情報も、再来店のしかたもまったく違います。
別府・湯布院のお店は、旅行者がその場でスマートフォンを開いたときにGoogleマップで見つかり、外国語の口コミや写真で安心できる状態を作ることが最優先です。大分市内の地元向けのお店は、一度来てくれた人をLINEやInstagramでつなぎとめ、2回目・3回目の来店につなげる仕組みが売上を左右します。両方のお客様がいるお店は、どちらを主役にするかを決めたうえで、もう一方を補う形にすると発信がぶれません。
数字で見る|大分のお客様の顔ぶれがわかる4つのデータ
1.県内の宿泊客は約531万人。外国人は約116万人で過去最多
大分県が2026年8月に公表した「令和7年大分県観光統計調査」によると、2025年の県内の宿泊客数は531万1,433人(前年比4.3%増)でした。そのうち外国人の宿泊客は115万6,476人(同8.8%増)で、宿泊客のおよそ5人に1人が海外からのお客様です。
国・地域別では、韓国が50万9,951人(44.1%)と最も多く、次いで台湾が23万9,678人(20.7%)、中国(大陸)が10万5,604人(9.1%)、香港が10万3,776人(9.0%)と続きます。韓国と台湾だけで外国人宿泊客の6割を超えます。メニューや案内を外国語にするなら、韓国語と繁体字(台湾・香港で使われる漢字)を優先し、欧米からの旅行者向けに英語を添えるのが現実的です。
参考:大分県「令和7年大分県観光統計調査の概要」/観光経済新聞「宿泊客数4.3%増 昨年の大分県、外国人は過去最多」
2.県内の宿泊客の半分以上が別府市に泊まっている
同じ調査で市町村別に見ると、2025年の宿泊客は別府市が272万11人で県全体の51.2%、大分市が130万2,589人(24.5%)、由布市が41万8,290人(7.9%)、日田市が22万4,569人(4.3%)でした。宿泊の中心は別府ですが、大分市にも県全体の4分の1が泊まっています。大分市に泊まる人は、夜になると「駅や宿の近くで今から行ける店」を探します。温泉地だけでなく、大分市内のお店にも旅行者や出張者を取り込む余地があります。
3.別府も湯布院も「日帰り客」が宿泊客より多い
別府市の「2024年別府市観光動態要覧」では、2024年の総観光客数は707万6,489人で、そのうち日帰り客が451万1,804人、宿泊客が256万4,685人でした。別府を訪れる人の6割以上は、泊まらずに帰っています。別府市に泊まった外国人は33万5,286人で、国・地域別では韓国が12万8,613人(38.4%)と最も多く、香港、台湾が続きます。
由布市の「令和7年観光動態調査結果」でも、2025年の観光客数419万6,408人のうち、日帰り客が280万3,083人、宿泊客が139万3,325人でした。特に外国人観光客は、日帰り客が101万5,786人、宿泊客が28万7,582人と、日帰りが宿泊の3倍以上です。市は、半数程度を占める韓国をはじめ、台湾・中国・香港の東アジア圏が外国人観光客の92%を占めるとしています。
つまり湯布院の湯の坪街道を歩く外国人の多くは、数時間だけ滞在して次の場所へ移る人です。こうしたお客様は、事前に店を調べて予約するよりも、歩きながらGoogleマップで「近くの人気店」を探して、その場で決めます。
参考:別府市「2024年別府市観光動態要覧」/由布市「観光統計」(令和7年観光動態調査結果)
4.大分空港の乗降客は約194万人
大分県の同じ調査では、2025年の大分空港の乗降客数は194万1,077人(前年比1.8%増)、県内の港の乗降客数は180万1,457人(同8.4%増)でした。空港や港から県内を移動する人は、その途中でお店を探すことも多く、Googleマップの経路案内や駐車場の情報がそのまま来店のしやすさにつながります。
地区ごとに考える|大分の客層と効きやすい打ち手
| 地区 | 主なお客様 | 効きやすい打ち手 |
|---|---|---|
| 別府(北浜・駅前・鉄輪・地獄めぐり周辺) | 国内外の温泉旅行者、日帰りの観光客、韓国・香港・台湾からの旅行者 | Googleマップの写真・値段・営業時間、外国語の口コミへの返信、夜に営業している店は「夜」の写真 |
| 湯布院(由布院駅前・湯の坪街道・金鱗湖周辺) | 短時間で歩き回る日帰り客、韓国・台湾などからの旅行者 | 歩きながら見て一瞬で伝わる写真、食べ歩きの値段表示、混雑や待ち時間の目安 |
| 大分市中心部(大分駅・アミュプラザおおいた・府内町・中央町) | 買い物客、会社員、出張者、学生 | Instagramでの新メニュー・限定情報、Googleマップの口コミ、LINEでの再来店づくり |
| 大分市・都町(夜の街) | 仕事帰りの会社員、宴会・二次会、出張者 | Googleマップの営業時間(特に深夜)、席数・個室・予約方法、Instagramでの空席のお知らせ |
| 中津・宇佐(県北) | 地元客、福岡県(北九州・京築方面)からの買い物客、からあげ目当ての人 | 「中津 からあげ」のような名物での検索対策、駐車場・テイクアウト情報、県外客向けのInstagram |
| 日田(豆田町・日田温泉) | 福岡方面からのドライブ客、街歩きの観光客 | 経路案内と駐車場、街並みと一緒に映る写真、週末の営業時間 |
| 佐伯・臼杵など県南 | 地元客、海の幸や城下町を目当てにした観光客 | 地元客にはLINE、観光客には「佐伯 寿司」「臼杵 ふぐ」など名物での検索対策 |
同じ大分県でも、お客様が「どこから来て、何時間いて、何を決め手に店を選ぶか」は地区によって大きく違います。まずは自分のお店の地区の行を見て、次の3つのタイプのうちどれに近いかを決めてください。
タイプ1|温泉地の観光客型(別府・湯布院など)
温泉地のお店のお客様は、ほとんどが「今日初めてお店を知る人」です。お店を見つけてから入るまでの時間が短いので、Googleマップを開いた数秒で「ここにしよう」と思える情報がそろっているかが勝負になります。
やること1.Googleマップの写真を「入口・料理・値段」がわかる形にする
Googleは、地図の検索結果を主に「関連性・距離・知名度」で表示すると説明しており、正確でくわしい情報を載せることをすすめています。温泉地では特に、次の写真があるかを確認してください。
・通りから見た外観と入口(湯の坪街道や北浜の通りで迷わないように)
・看板メニューの写真と、値段がわかるメニュー表
・店内の席の様子(一人客・家族連れ・団体のどれに向いているか)
・湯上がりに立ち寄る人向けに、ドリンクや軽食の写真
参考:Google「ローカル検索結果のランキングを改善するヒント」
やること2.メニューに韓国語・繁体字・英語を「一言だけ」添える
大分の外国人宿泊客は韓国と台湾で6割を超えます。メニューを全部翻訳する必要はありません。料理名の横に韓国語・繁体字・英語で一言、それに写真と値段があれば、注文の迷いはかなり減ります。Googleマップのメニュー写真にも同じものを載せておくと、来店前に安心してもらえます。
やること3.外国語の口コミに、短くても返信する
韓国語や繁体字の口コミが届いたら、翻訳アプリを使って短く返信しましょう。「ご来店ありがとうございました。またお待ちしています」程度で十分です。返信がついている口コミは、同じ国の旅行者が読んだときに「この店は外国人も歓迎してくれる」という安心材料になります。日本語の返信の後に、相手の言葉で一文添えるだけでも伝わります。
やること4.日帰り客と宿泊客で、見せる時間帯を変える
| お客様 | お店を探すタイミング | 決め手になる情報 |
|---|---|---|
| 日帰り客 | 昼間、歩きながら・移動中に | 今いる場所からの近さ、待ち時間、食べ歩きできるか、値段 |
| 宿泊客 | 夕方〜夜、宿に着いてから。または前日に | 夜の営業時間、予約できるか、宿からの距離、雰囲気 |
別府のように宿泊客が多い地区で夜も営業しているお店は、Googleマップの営業時間を正確にし、夜の店内や料理の写真を増やしましょう。湯布院のように日帰り客が中心の地区では、昼間に「今すぐ入れる」ことが伝わる情報(席の空き、テイクアウトの有無)が効きます。
タイプ2|大分市の地元客型(大分駅周辺・府内町・都町など)
大分市中心部のお店は、旅行者もいますが、売上の土台は地元のお客様です。地元客は一度で終わりではなく、気に入れば何度も来てくれるのが強みです。ここでは「見つけてもらう」よりも「思い出してもらう」仕組みが大切になります。
やること1.Instagramは「行く理由」を作る発信にする
地元のお客様は、お店の存在はすでに知っていることが多いものです。新メニュー、季節の限定品、イベント、スタッフの紹介など、「今週行ってみよう」と思うきっかけを発信しましょう。プロフィールには「大分駅から徒歩〇分」「府内町」「都町」など、地元の人がすぐ場所を思い浮かべられる地名を入れます。
やること2.来店したお客様をLINEにつなげる
一度来てくれたお客様に公式LINEに登録してもらい、次の来店のきっかけを届けます。都町の飲食店なら「今夜の空席」、美容室や整体なら「次回予約の空き状況」、物販なら「入荷のお知らせ」のように、お客様にとって役に立つ情報を送ると、配信をブロックされにくくなります。
やること3.夜のお店はGoogleマップの営業時間と予約方法を正確に
都町のように夜に人が集まる街では、「今から入れるお店」をGoogleマップで探す人が多くいます。営業時間が実際と違うと、せっかく探してくれたお客様を逃してしまいます。深夜の営業時間、臨時休業、席数、個室の有無、電話か予約ページかを正確に載せておきましょう。
タイプ3|県境の行き来型(中津・宇佐・日田など)
中津・宇佐などの県北や、日田などの県西は、福岡県と生活圏がつながっている地域です。地元のお客様に加えて、福岡県側から車で来るお客様をどう取り込むかがポイントになります。
やること1.名物と地名で検索されたときに見つかるようにする
中津・宇佐のからあげ、日田のやきそばのように、地域の名物を目当てに来る人は「地名+名物」で検索します。Googleマップのカテゴリやお店の説明、Instagramの投稿に、名物と地名を自然な形で入れておきましょう。
やること2.車で来る人向けの情報をそろえる
県外から車で来る人は、駐車場の有無と停めやすさを気にします。駐車場の写真、台数、近くの駐車場、テイクアウトの受け取り方法をGoogleマップとInstagramの両方に載せておくと、初めての人でも迷わず来店できます。
やること3.Instagramは福岡県側の人にも届く内容に
北九州や福岡方面から週末に出かける人は、Instagramで行き先を探すことも多くあります。「福岡から日帰りで行ける」「ドライブの途中に寄れる」など、県外の人が行く理由を想像できる発信が効きます。近隣の北九州市の集客については北九州市の店舗集客の記事もあわせてご覧ください。
どのタイプでも毎月見たい数字
タイプによってやることは違いますが、効果を確かめる方法は共通です。フォロワー数や「いいね」の数ではなく、来店に近い数字を毎月同じ形で記録しましょう。
・Instagram:プロフィールへのアクセス、リンクのタップ、DMでの問い合わせ
・LINE:友だち追加、配信への反応、クーポンの利用
・お店:新規来店数、リピーター数、外国人のお客様の割合、売上
温泉地のお店は観光の繁忙期と閑散期で数字が大きく動くため、前の月と比べるだけでなく、前の年の同じ月とも比べると、施策の効果を判断しやすくなります。
U-ANDの支援の進め方|大分のお店もオンラインで対応
U-ANDは福岡が拠点ですが、打ち合わせはオンラインで行い、Googleマップ・Instagram・LINEの運用は遠隔で対応しています。大分県内のお店でも、まず現在のGoogleマップ・Instagram・LINEを一緒に確認し、お店のタイプに合わせて「何から直すか」の優先順位を決めるところから始めます。
これまでの支援では、次のような実績があります。
・売上:1,254万円 → 1,649万円
・来店数:5,045人 → 5,971人
・オープン初月:約800名が来店
・2ヶ月目:約2,000名が来店
・支援3ヶ月目にInstagram経由の問い合わせが3件、そのうち1件が成約
・広告費を約400万円削減
成果は業種・立地・運用状況によって異なります。
大分で運用代行を選ぶときの3つの確認ポイント
| 確認ポイント | 大分で特に見たいこと |
|---|---|
| 旅行者と地元客を分けて考えてくれるか | 温泉地の観光客型・大分市の地元客型など、お店のタイプに合わせて提案してくれるか |
| 外国語の対応まで手伝ってくれるか | 韓国語・繁体字・英語の口コミ返信やメニュー表記まで相談できるか |
| 来店の数字で報告してくれるか | 経路案内・予約・来店数・リピーター数まで一緒に見てくれるか |
YOUTUBE|店舗集客プロ

店舗集客を動画でもわかりやすく解説しています
Instagram・Googleマップ(MEO)・公式LINEなど、店舗集客の改善ポイントを実例を交えて発信しています。
YouTube「店舗集客プロ」を見る →大分のお店の集客、「旅行者向け」と「地元向け」のどちらから直すか整理しませんか?
Instagram・Googleマップ・LINEを見ながら、来店までに改善すべきポイントを無料で整理します。オンラインで対応できるので、別府・湯布院・大分市・中津・日田など大分県内どこからでもご相談いただけます。
無料の集客改善診断を受ける大分の店舗集客に関するよくある質問
Q.福岡の会社ですが、大分の店舗も対応できますか?
はい、対応できます。打ち合わせはオンラインで行い、Googleマップ・Instagram・LINEの運用は遠隔で進めます。写真の撮り方や口コミ返信の文面なども、オンラインで共有しながらお手伝いします。
Q.温泉地のお店に外国語の口コミが届いたら、どう返信すればいいですか?
翻訳アプリを使って、短くても返信するのがおすすめです。「ご来店ありがとうございました。またお待ちしています」という内容を、日本語と相手の言葉の両方で書けば十分です。大分の外国人宿泊客は韓国と台湾で6割を超えるため、まずは韓国語と繁体字の返信に慣れておくと安心です。
Q.大分市内の地元向けのお店でも、Googleマップは大事ですか?
大事です。地元の人でも、初めて行くお店は口コミや写真を確かめてから決めることが多いためです。ただ、地元客中心のお店は、Googleマップで「見つけてもらう」ことに加えて、LINEやInstagramで「また行こう」と思ってもらう仕組みに力を入れると、売上が安定しやすくなります。
Q.中津や宇佐など県北のお店は、何を優先すればいいですか?
地元のお客様に加えて、福岡県側から車で来るお客様を意識しましょう。「地名+名物」で検索したときに見つかるGoogleマップの整備と、駐車場・テイクアウトの情報が優先です。Instagramでは、福岡方面の人が「週末に行ってみよう」と思える発信が効果的です。
Q.日帰り客と宿泊客の両方が来るお店は、発信を分けるべきですか?
アカウントを分ける必要はありません。ただし、日帰り客が多い時間帯(昼)と宿泊客が多い時間帯(夜)で、見せたい情報は変わります。投稿の時間帯や内容を、どちらのお客様に向けたものか意識して使い分けましょう。
まとめ|大分の店舗集客は「誰に向けた店か」を決めるところから
大分県は、宿泊客の半分以上が別府に集まり、外国人宿泊客は過去最多になっています。一方で、大分市には地元のお客様が通う街があり、県北・県西は福岡県との行き来が日常です。同じ県でもお客様の顔ぶれが違うからこそ、自分のお店のタイプを決めてから打ち手を選ぶことが近道になります。
1.自分のお店は「温泉地の観光客型」「大分市の地元客型」「県境の行き来型」のどれか
2.Googleマップの写真・値段・営業時間が、初めての人に伝わるか
3.韓国語・繁体字・英語のお客様が迷わず注文できるか
4.地元のお客様が「また行こう」と思うきっかけをLINEやInstagramで届けているか
5.来店に近い数字を、毎月同じ形で記録しているか
福岡の店舗集客代行・株式会社U-ANDでは、大分を含む九州各地の実店舗のInstagram・Googleマップ(MEO)・公式LINEを一気通貫で支援しています。現在の集客状況を整理したい方は、無料の集客改善診断をご利用ください。
Googleマップ対策は福岡のMEO対策代行、Instagramは福岡のInstagram運用代行、再来店づくりは公式LINE運用代行のページでくわしくご紹介しています。
九州のほかの温泉地・観光地の集客については熊本の店舗集客ガイドや宮崎の店舗集客ガイド、施策全体を比較したい方は店舗集客の方法7選もあわせてご覧ください。
写真:Marco Vockner(Unsplash)

