飯塚市でお店を経営していて、「ゆめタウンや国道沿いの大きなお店にお客様を取られている気がする」「学生は多いのに、なかなか来てもらえない」「商店街の人通りが減った」と感じていませんか。
飯塚市は、筑豊地域の買い物・仕事・学びの中心です。国道200号・201号が通り、九州工業大学・近畿大学・近畿大学九州短期大学の3つの大学があり、周りの嘉麻市や桂川町からも毎日たくさんの人が通ってきます。一方で、暮らしの移動は車が中心で、福岡市へも車やバスで出やすい場所です。お客様の選択肢は「近所のお店」だけではありません。
株式会社U-ANDは福岡を拠点に、九州各地の実店舗の集客を支援しています。本記事では、飯塚市の公式データをもとに、飯塚市のお店が「車で動く地元の人」「学生」「筑豊の周りの町から来る人」に選ばれるための考え方とやることを解説します。
この記事でわかること
- 数字で見る、飯塚市の人の動きと買い物の変化
- 新飯塚駅周辺・本町商店街・菰田・穂波・大学周辺など、市内エリアごとの客層
- 飯塚市のお店が取り組みたい5つのこと(学生・車の客・周りの町の人向け)
- オンラインでの支援の進め方と、1ヶ月の運用の流れ
- 飯塚市の店舗集客でよくある質問
結論|飯塚市の店舗集客は「ついでに寄れる」と「また行ける」をつくる
飯塚市のお店にとって大切なのは、遠くから大勢を呼ぶことより、すでに市内を車で動いている人に「ついでに寄ろう」と思ってもらい、一度来た人に「また行こう」と思ってもらうことです。
飯塚市には、仕事で通ってくる人、大学に通う学生、大型商業施設に買い物に来る家族など、毎日たくさんの人が出入りしています。その人たちは、移動の途中や用事のついでに、スマートフォンで「近くの○○」を探します。このとき見つけてもらえるか、見つけたあとに迷わず来られるか、来たあとにまたつながれるか。この3つで来店数が決まります。
派手な広告や毎日の投稿より、まずはこの流れが途切れていないかを確認することが、飯塚市のお店では近道です。
数字で見る|飯塚市のお店を取り巻く5つのデータ
1.人口は約12万3千人。筑豊でいちばん大きなまち
飯塚市の人口は、2026年8月末時点で12万3,116人、世帯数は6万4,918世帯です。市の資料によると、人口は1995年の14万463人をピークに減っており、高齢化率(65歳以上の人の割合)は2020年に30%を超えています。
人口が少しずつ減るなかでは、「新しいお客様を毎月たくさん集める」だけでは売上が安定しません。一度来てくれた人に何度も来てもらう仕組みが、飯塚市のお店ではより大切になります。
参考:飯塚市「飯塚市の人口と世帯数」/飯塚市「飯塚市地域公共交通計画 第2章」
2.市内に住んで働く人の約66%は市内で働いている
2020年の国勢調査をもとにした市の資料では、飯塚市に住んで働く人(約5.5万人)のうち、約3.7万人(約66%)が市内で働いています。市外への通勤先でいちばん多いのは福岡市で約3千人(約6%)、次いで嘉麻市が約2.7千人です。
反対に、市外から飯塚市に通勤してくる人は約1.8万人います。住んでいる場所は、嘉麻市が約4千人、桂川町が約2.1千人、福岡市が約1.4千人です。つまり飯塚市のお店には、市内の人だけでなく、毎日「周りの町から通ってくる人」というお客様候補がいます。仕事の帰りや昼休みに寄れるお店は、この人たちに見つけてもらうチャンスがあります。
参考:飯塚市「飯塚市地域公共交通計画 第2章 飯塚市の地域特性と公共交通の現状」
3.大学が3校。学生の一部は福岡市へ通学
飯塚市には、九州工業大学・近畿大学・近畿大学九州短期大学の3つの大学があります。市の資料では、九州工業大学のある相田・伊岐須周辺や、近畿大学のある柏の森・下三緒周辺に人が集まっていることが示されています。
一方で、飯塚市に住む通学者のうち市外に通う人は約1.7千人で、いちばん多い行き先は福岡市(約780人)です。若い世代は、福岡市のお店も身近な選択肢として知っています。学生に選ばれるには、「飯塚にもこんなお店がある」とInstagramで知ってもらうことが欠かせません。
4.買い物は「郊外」と「ネット」へ。小売吸引度は0.98
飯塚市の中心商店街の計画(2022年)では、市内の買い物の力を表す「小売吸引度」(1より大きいとほかの地域から買い物客が来ている、1より小さいと市外に流れている)が、2015年の数字で0.98とされています。わずかですが、買い物客が市外に流れている状態です。
同じ計画では、飯塚市から車で40分以内の範囲に大型商業施設が相次いでできたことや、市民の買い物の場所が郊外やインターネットに急速に移っていることが課題として挙げられています。車で40分あれば、ほかの町の大型店にも行けてしまう。だからこそ、飯塚市のお店は「わざわざ遠くに行かなくても、ここでいい」と思ってもらう理由を伝える必要があります。
その後、2023年7月29日には、JR飯塚駅から徒歩5分の菰田地区に大型商業施設「ゆめタウン飯塚」がオープンしました。運営会社は、国道バイパスに近く、筑豊エリアを含めた広い範囲からの集客を見込むと発表しています。市内に人が集まる場所が増えたことは、周りのお店にとって「行き帰りに寄ってもらう」チャンスでもあります。
参考:飯塚市商店街連合会・飯塚市商工観光課「飯塚市中心商店街活性化ビジョン」(2022年4月)/株式会社イズミ「『ゆめタウン飯塚』オープン日のご案内」(2023年4月)
5.中心商店街の通行量は約10年で約半分。平日のほうが多い
同じ計画に載っている中心商店街の歩行者通行量(毎年3月の金曜日と日曜日に7地点で調査)は、2013年の2万3,857人から、2022年には1万3,142人に減っています。新型コロナウイルスの影響で大きく落ち込んだあと、少しずつ戻ってきている段階です。
注目したいのは、休日より平日の通行量のほうが多いことです。2022年は平日が7,590人、休日が5,552人でした。計画では、仕事や病院通いで中心部に来る人が多いためと推測されています。また、2021年度の調査では、中心商店街の区画のうち約27%が空き店舗でした。
中心部のお店にとって、これは「休日の家族連れ」より「平日に中心部に来る人」に向けた発信が効きやすい、ということです。昼休みの時間帯、病院帰りに寄れること、短時間で済むことなど、平日の来店理由をはっきり伝えましょう。
参考:飯塚市商店街連合会・飯塚市商工観光課「飯塚市中心商店街活性化ビジョン」(2022年4月)
飯塚市内のエリア別に見る|お客様と探し方の違い
| エリア | 主なお客様 | 特に効く施策 |
|---|---|---|
| 新飯塚駅周辺・本町・吉原町・東町などの中心商店街 | 平日に中心部へ来る会社員、通院の人、昔からの常連さん | Googleマップの営業時間・定休日を正確に。平日の昼の空き状況、近くの駐車場の案内、電話でも予約しやすい表示 |
| JR飯塚駅・菰田周辺(ゆめタウン飯塚の近く) | 買い物に来る家族、筑豊の周りの町から車で来る人 | 「買い物の前後に寄れる」ことが伝わる投稿、施設からの道順と駐車場の写真、子連れで入りやすいかの情報 |
| 穂波地区・国道200号/201号沿い | 車で移動する家族、仕事帰りの人、嘉麻市・桂川町方面から来る人 | 道路から見た外観写真、上り・下りどちらから入れるか、「飯塚 ランチ」など「地名+目的」で見つかるGoogleマップ整備 |
| 九州工業大学周辺(川津・相田・伊岐須)、近畿大学周辺(柏の森・下三緒) | 大学生、一人暮らしの若い世代、大学の教職員 | Instagramでの写真・短い動画、価格がわかるメニュー、LINEでの学生向けのお知らせ、毎年4月の新生活の時期の発信 |
| 庄内・頴田・筑穂・鎮西などの郊外 | 地元の家族、年配のお客様、周りの町から車で来る人 | Googleマップの正確な場所と駐車場、口コミへの丁寧な返信、LINEでの定期的なお知らせ |
同じ飯塚市でも、中心部・駅前・国道沿い・大学周辺・郊外では、来る人も探し方もまったく違います。まずは自分のお店の「いちばん多いお客様」がどの行に近いかを確かめると、やることを絞れます。
飯塚市のお店が取り組みたい5つのこと
1.Googleマップで「車で迷わず来られる」状態にする
飯塚市のお客様の多くは車で来ます。Googleは、地図の検索結果を主に「関連性(探している内容に合っているか)・距離・知名度」で表示すると説明しています。まずは基本の情報を正しく、くわしく整えることが土台です。
・駐車場の有無と台数、お店の前の道路からの入り方(国道沿いなら上り・下りのどちらから入れるか)
・道路から見た外観写真と、駐車場の入口の写真
・中心部のお店は、近くのコインパーキングや停めやすい場所の案内
・営業時間・定休日・臨時休業の更新(平日昼の営業時間は特に正確に)
・電話番号と予約方法
参考:Google「ローカル検索結果のランキングを改善するヒント」
2.学生向けには「毎年4月」を逃さない
大学のあるまちでは、毎年春にお客様の一部が入れ替わります。新しく飯塚市に来た学生は、まだ地元のお店を知りません。「飯塚 ランチ」「飯塚 美容室」のように地名と目的で検索したり、Instagramで先輩や友人の投稿を見たりして、通うお店を決めていきます。
・3月〜4月に、Instagramで店内・メニュー・価格がわかる投稿をまとめて出す
・プロフィールに「九工大から車で○分」「近大の近く」など、場所がすぐわかる一言を入れる
・一人でも入りやすいか、何時まで開いているかを写真と文章で伝える
・来店時にLINE登録をすすめ、テスト期間や長期休みの前後に営業のお知らせを送る
学生は卒業すると飯塚市を離れることも多いため、毎年同じ準備をくり返すことが大切です。一度作った投稿や案内文は、翌年も少し直して使えます。
3.周りの町から来る人に「飯塚に来たついで」で寄ってもらう
先ほどのデータのとおり、嘉麻市や桂川町などから飯塚市に通ってくる人はたくさんいます。また、ゆめタウン飯塚のような大型商業施設には、筑豊の広い範囲から人が集まります。この人たちは「飯塚に行ったついでに、どこか寄ろう」と考えることが多いお客様です。
Googleマップの説明文やInstagramの投稿に、「JR飯塚駅から車で○分」「国道201号沿い」「仕事帰りに寄れる時間まで営業」など、移動の途中で立ち寄れることがわかる言葉を入れておきましょう。Googleマップの写真には、近くの目印からの道順がわかるものを1枚入れておくと、初めての人も安心して来られます。
4.中心部のお店は「平日のお客様」に向けて発信する
中心商店街は、休日より平日の通行量が多いエリアです。平日に中心部へ来る人は、仕事や通院、用事の合間に寄れるお店を探しています。一方で、昔から通ってくれている年配のお客様も多く、スマートフォンをあまり使わない人もいます。
・Instagramでは「平日の昼は空いています」「待ち時間の目安」など、平日に来る理由を伝える
・Googleマップには、電話番号と営業時間を必ず正しく載せる(電話で予約する人も多いため)
・LINEは、家族が代わりに見て予約できるよう、わかりやすい言葉で配信する
・路地や2階にあるお店は、入口がわかる写真を入れる
5.口コミとLINEで「次も飯塚で」と思ってもらう
車で40分走れば別の町の大型店にも行ける飯塚市では、一度来たお客様をつなぎとめることが売上の安定に直結します。Googleマップの口コミには、良い内容にも厳しい内容にも丁寧に返信しましょう。返信は、これから来るお客様も読んでいます。
口コミをお願いするときは、Googleのルールに沿って、来店したお客様に率直な感想を書いてもらうようお願いするだけにします。そのうえで、来店時にLINEに登録してもらい、季節のお知らせや空き状況を届けると、「また飯塚のあのお店にしよう」と思い出してもらいやすくなります。
飯塚市のお店の支援の進め方|オンラインで対応しています
U-ANDは福岡が拠点ですが、打ち合わせはオンラインが中心で、Googleマップ・Instagram・LINEの運用は遠隔で対応できます。飯塚市のお店も、移動の時間をかけずにご相談いただけます。
支援では、いきなり投稿を増やすのではなく、まず「お客様がどこで知り、どこで迷い、どこで離れているか」を確認します。飯塚市のお店であれば、国道からの入り方や駐車場の情報、学生向けの発信、平日のお客様への案内など、立地に合わせて優先順位を決めます。
| 時期 | 主にやること |
|---|---|
| 1週目 | Googleマップ・Instagram・LINEの現状を確認。「飯塚+業種」で検索したときの順位と、上位のお店との違いを整理 |
| 2週目 | Googleマップの基本情報・写真・説明文を整える。駐車場や入り方など、車で来る人が迷う点をなくす |
| 3週目 | Instagramのプロフィールと投稿の方針を決める。学生向け・家族向けなど、届けたい相手に合わせた内容にする |
| 4週目 | LINEの登録のすすめ方と配信の内容を決める。経路案内・電話・予約などの数字を見て、翌月の改善点を決める |
これまでの支援では、次のような実績があります(飯塚市以外のお店の事例です)。
・福岡の飲食店:サポート開始2ヶ月で、売上1,254万円→1,649万円、来店数5,045人→5,971人
・飲食店の新規オープン:オープン初月に約800名、2ヶ月目に約2,000名が来店
・注文住宅会社:支援3ヶ月目にInstagram経由の問い合わせ3件、うち1件が成約。広告費を約400万円削減
成果は業種・立地・運用状況によって異なります。
YOUTUBE|店舗集客プロ

店舗集客を動画でもわかりやすく解説しています
Instagram・Googleマップ(MEO)・公式LINEなど、店舗集客の改善ポイントを実例を交えて発信しています。
YouTube「店舗集客プロ」を見る →飯塚市のお店の集客、「どこで止まっているか」を確認しませんか?
Instagram・Googleマップ・LINEを見ながら、車で来る地元の方や学生、周りの町から来るお客様に選ばれるために改善すべきポイントを無料で整理します。オンラインで対応できるので、飯塚市内どこからでもご相談いただけます。
無料の集客改善診断を受ける飯塚市の店舗集客に関するよくある質問
Q.福岡の会社ですが、飯塚市の店舗も対応できますか?
はい、対応できます。打ち合わせはオンラインが中心で、Googleマップ・Instagram・LINEの運用は遠隔で行えます。写真の撮影など現地での作業が必要な場合は、内容に合わせてご相談ください。
Q.国道沿いの大型店にお客様を取られています。小さなお店でも勝てますか?
同じ土俵で勝負する必要はありません。大型店は「何でもそろう」ことが強みですが、個人のお店は「待たずに入れる」「顔を覚えてもらえる」「その店にしかない商品やサービスがある」ことが強みです。大型店の行き帰りに寄ってもらえるよう、Googleマップで見つけやすくし、Instagramでお店ならではの魅力を伝えましょう。
Q.学生のお客様を増やしたいです。何から始めればいいですか?
まずはInstagramのプロフィールと投稿を整えることです。学生は写真や短い動画でお店を選ぶことが多いため、店内の雰囲気・メニュー・価格がわかる投稿をそろえます。新生活が始まる3月〜4月にまとめて発信し、来店時にLINEに登録してもらうと、テスト期間や長期休み明けにも来てもらいやすくなります。
Q.本町や吉原町など中心商店街のお店でも、Googleマップは効果がありますか?
あります。中心部は平日に用事で来る人が多く、「近くで今入れるお店」をGoogleマップで探します。営業時間・定休日・電話番号が正確で、入口がわかる写真があるだけでも、来店のしやすさは変わります。近くの駐車場の案内も忘れずに載せましょう。
Q.成果が出るまでどのくらいかかりますか?
Googleマップの情報の修正は比較的早く反映されることがありますが、口コミやInstagramの積み重ねは数ヶ月単位で効いてきます。学生向けの発信は、春の新生活の時期に合わせて準備すると効果が出やすくなります。経路案内・電話・予約・来店数を毎月見ながら判断するのがおすすめです。
まとめ|飯塚市のお店は「通り道で見つかる」から始める
飯塚市は、筑豊の中心として、周りの町から働きに来る人、大学に通う学生、大型商業施設に買い物に来る家族が毎日行き来するまちです。その一方で、車で少し走れば別の町の大型店にも、福岡市にも行けてしまいます。だからこそ、移動の途中で見つけてもらい、迷わず来てもらい、また来てもらう。この流れをGoogleマップ・Instagram・LINEでつなぐことが、飯塚市のお店の集客の基本です。
1.Googleマップで、駐車場・入り方・営業時間が正しく載っているか
2.自分のお店のいちばん多いお客様は、中心部・駅前・国道沿い・大学周辺・郊外のどれに近いか
3.学生向けなら、3月〜4月の発信の準備ができているか
4.周りの町から来る人に「ついでに寄れる」ことが伝わっているか
5.来店後にLINEでつながり、次も飯塚で選んでもらえているか
福岡の店舗集客代行・株式会社U-ANDでは、福岡県内をはじめ九州各地の実店舗のInstagram・Googleマップ(MEO)・公式LINEを一気通貫で支援しています。現在の集客状況を整理したい方は、無料の集客改善診断をご利用ください。
Googleマップ対策は福岡のMEO対策代行、Instagramは福岡のInstagram運用代行、再来店づくりは公式LINE運用代行のページでくわしくご紹介しています。
福岡市以外の福岡県全体の考え方は福岡県(福岡市以外)の店舗集客ガイドで解説しています。国道200号でつながる筑紫野市のお店は筑紫野市の店舗集客ガイド、北九州市のお店は北九州市の店舗集客ガイドもあわせてご覧ください。施策全体を比較したい方は店舗集客の方法7選、福岡の店舗集客の全体像は福岡の店舗集客でまずやること7選もおすすめです。

